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GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸 URL
2013/07/03 (Wed) 00:32:38
GNSS座標水平変動に重大な現象が進行中のため投稿させていただきます。
5月中旬より日本列島全体でGNSS座標水平変動のトレンドから東方に加速する変化が継続しています。同様の現象は2003年 十勝沖地震、2004年 釧路沖地震、2006年 千島列島沖地震、2008年 十勝沖地震、そして東北地方太平洋沖地震前にとらえられています。
東北地方太平洋沖地震前と今回で対応する時期を推定したズレの比較のグラフをアップします。
特に伊豆・小笠原諸島でズレの速度が大きくなっており、6月に入って加速傾向も見られます。伊豆諸島5点の6月2日~15日の2週間のデータで、指数関数近似したところ、7月9日には日変動(ズレ)量が10mmを超える結果になりました。
対応する地震が発生する場合、時期はこの前後、規模は変動の広がりからM8超を予測します。
なお、この変動は震源域でのプレスリップをとらえているのではなくマントルウエッジに関わる未知の現象が原動力と考えています。
参考Webページ「GNSS座標変動(塩井)」
http://homepage2.nifty.com/h-shioi/Earthquake/GPS/GPS_CoordinateFluctuation.htm
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/24 (Wed) 03:21:43
https://twitter.com/@HikarinoOrgan さんの地殻変動ベクトル図の南鳥島固定点をきっかけに太平洋プレート上にある南鳥島の座標変動を調べた結果、2008年以降の東北地方太平洋沖地震を含む東北日本での地殻変動が太平洋プレートの動きの短期的な揺らぎにコントロールされていた可能性があることが判りました。
画像は南鳥島のGNSS座標東西・南北・標高変動のグラフです。過去10年グラフは東北地方太平洋沖地震前、過去1年グラフは過去1年を基準期間とした直線回帰式とのズレを示しています。黄色く塗ったところに注目して下さい。
1)南鳥島の2008年2月上からの東方へのズレ~5月上旬のピーク~6月下旬までの西方へのズレ。
この期間に東北日本では2008年5月8日に茨城県沖M7.0が発生し、直後から広域で西方へのズレが始まり、2008年6月14日には岩手・宮城内陸地震M7.2が発生しています。
2)南鳥島で2009年1月中旬から6月上旬の東方へのズレ(ピークは6月上旬~11月中旬の欠測のため不明)。
2009年8月9日の東海道南方沖深発M6.8を皮切りに、8月11日の駿河湾M6.5、8月13日の八丈島東方沖M6.6が発生しています。
3)南鳥島で2010年7月下旬からの西方へのズレ(ピークは10月中旬~2011年1月上旬の欠測のため不明)~2011年1月上旬以降の東方へのズレ~東北地方太平洋沖地震につながる加速。南鳥島の東北地方太平洋沖地震前の東方へのズレは日本列島のどの場所より顕著です。
4)南鳥島では2012年に日本列島の広域で発生した2回の西方へのズレも先行して明瞭に記録されています。1回目のピーク直後には2012年3月14日の三陸沖アウターライズM6.9、2回目のピーク後東方へのズレをはさんで再度西方へのズレが浅いピークを迎えた直後には2012年12月7日の三陸沖アウターライズM7.4が発生しています。
5)南鳥島での東北地方太平洋沖地震後のトレンドは、東北地方太平洋沖前のトレンドに対し「西方へのズレ-北方へのズレ」でしたが、2013年5月以降は「東方へのズレ-南方へのズレ」が起こっています。また、標高変動には2013年5月中旬以降リニアな沈降傾向のズレが記録されています。「東方へのズレ-南方へのズレ」は日本列島でも後続して発生していますが、盛衰を繰り返して収束傾向に見えます。しかし、南鳥島では7月6日時点まで連続的に記録され、収束傾向は見られません。
南鳥島ではこの他に、2004年7月の観測開始時から8月中旬の深い沈降傾向のズレ~9月上旬までの隆起傾向のズレ、さらに10月上旬から中旬までの隆起傾向のズレが記録されています。最初の隆起傾向のズレのピークに紀伊半島南東沖地震M6.9+7.4、2回目のピークに新潟県中越地震が発生しています。
太平洋プレートの動きの短期的な揺らぎが今後、日本列島にどのような地殻変動(大規模地震を含む)を起こす可能性があるのかですが、2013年7月6日現在では北海道、伊豆諸島、九州地方で「東方へのズレ」、北海道、東北地方で「南方へのズレ」が大きくなっています。今後の日本列島の変動の消長を監視するとともに、南鳥島の「東方へのズレ-南方へのズレ」が加速しないかの監視も必要と考えます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/22 (Mon) 21:41:17
@宮城さん、こんばんは。
私も@宮城さんが最初に水平変動軌跡図をアップされた時に日々の座標値からプロットしてみたのですが、なにが何だか判らず、挫折しました。
「精度的にすでに凌駕している」という感覚はそこからでした。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/22 (Mon) 21:14:47
釧路町の2013年6月1日~7日7日(UTC)の「日々の座標値」をプロットしてみました。(国土地理院のFTPサーバーより)
1日単位のデータなのですが、けっこうあちこちに動くものですね。
やはり後から補正しているんでしょうかね。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/20 (Sat) 15:47:31
@宮城さん、Static測位グラフ、主要観測点復活も更新確認しました。ありがとうございます!
志摩の北方への大きな変動、三重熊野の東方への大きな変動が気になります。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/20 (Sat) 15:42:48
「ナマジー日記」同様、使い勝手の良さそうなGUIです。扱うファイル数が多い上に処理が錯綜する計算なので、DOSプロンプトレベルとかではとても無理ですね。CPUについても私は完全に浦島太郎です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/20 (Sat) 15:08:59
GPS速報「どじょう君」のStaticグラフを更新しました。
今まで表示が変になっていたため無効になっていた主要観測地も復活しています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/20 (Sat) 14:19:25
現在のGPS速報「どじょう君」プログラムです。
複雑な処理を黙々とやっています。
Kinematec用に2つ、Static用に1つの合計3つの「どじょう君」を同時起動し、Core-i7QM(4コア)をフル回転させて計算しています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/20 (Sat) 13:46:30
GPS速報「どじょう君」のプログラム(Static部分)、引き続き改良中です。
20日の分のグラフが出ていませんが、しばらくお待ちください。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/18 (Thu) 22:19:39
塩井さん、資料ありがとうございます。
測位が50cmもズレることがあるというのは困りますね。
位相補正が効かない大きなEスポでは問題になりそうです。
今回の新版Staticは、以前のものと違って、つなぎ目の誤差を引きずる可能性が少ないので、
その面では改良(変更)して良かったと思います。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/18 (Thu) 21:48:05
@宮城さん、こんばんは。
こんな論文がありました。「スポラディックEのGPS測位に対する影響の初期的評価」http://gnss-pnt.org/yoko/yoko2010/file1-2-4.pdf この論文の例では影響時間は30秒程度だったようですが、Eスポの規模によってはもっと長く影響する可能性もありそうです。
今後、同様の現象が見られたら。このあたりのチェックもしてみたいと思います。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/18 (Thu) 21:29:20
7月10日の異常ですが、私の方でも気になっていました。
本物の地殻変動なのか、何らかの太陽活動の影響(Cクラスフレアが続いた影響)なのか、
その他の何かなのか…。
GPSの観測を始めて間もないため、私の方では分かりません。
すみません。(^^;
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/18 (Thu) 13:59:04
@宮城さん、こんにちは。Static測位グラフの改良、お疲れ様でした。
水平変動の軌跡図はとても判り易く素晴らしいです!
GNSSによる測位の精度ではM6クラス以下の地震では前兆はとらえられないと考えていましたが、とらえる可能性を感じます。
7月16日23時9分の釧路沖 M5.1 D47km (一元化震源) 発生前、最も近い釧路町基準点で7月13日~16日に道東の他の3点と異なる西方への変動がとらえられています。今後、このクラスの前後についても確認してみる価値がありそうです。
一つ確認ですが、主に東北南部~関東東部の基準点で7月11日にとらえられている短時間の変化は受信状態の影響と考えておられますか?または実際の変動と考えておられますか?
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/18 (Thu) 13:16:54
GPS速報の新しいStatic測位の参考値です。ミリ単位の精度になっています。
赤・緑・青の3本線グラフも前より拡大表示しています。
ただ、この計算方法(電子基準点2つでの長時間計算)が正しいかは、
今後の検証が必要です。
大きめの異常変動が出た時には大きく反応しますので、事前の危険予測には
役立つと思います。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/18 (Thu) 10:39:49
GPS速報のStaticグラフを新しいものに変更しました。
グラフ上の変化量が乏しいため、もう少し拡大表示する予定です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/16 (Tue) 09:50:33
新計算のStaticグラフ例です。
もう少しで完成ということろで出張に…
※クリックすると原寸表示
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/16 (Tue) 01:22:24
新Staticグラフ、金曜日ぐらいに公開予定です。
テスト中ですが、明らかにグラフが滑らかになりました。
(30秒単位のプロットでも)
以前は1時間の平均を取ってからプロットしていましたが、
生データのまま30秒ごとのプロットで大丈夫そうです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/15 (Mon) 23:03:10
@宮城さん、こんばんは。
新Staticデータのテストお疲れ様です!
30秒間隔のプロットなのですね。驚きました。
これは衛星暦の30秒間隔補間のアルゴリズムにかかわっているのでしょうか?
出張でお忙しい状況の中、ありがとうございます。
私は今夜は久しぶりに徹夜仕事です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/15 (Mon) 22:31:41
新Staticデータのテスト中です。
今までのような緯度・経度データ結合時のブレが
出ないようです。
複数日のデータをそのまま30秒ごとに計算しています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/15 (Mon) 19:04:26
やはり、より正確なStaticグラフが早く欲しいですね。
明日から出張なので、事前にGPS生データを持ち運び用パソコンに
大量コピーしました。
新幹線などの移動中に、プログラムの開発を少し進めたいと思います。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/15 (Mon) 14:14:37
「GNSS日々の座標値データ」が6月29日時点で更新されましたので各地方及び伊豆・小笠原諸島の主な地点の東西変動をチェックしました。
その結果、北海道の2基準点で東方へのズレが継続していることが判りました。@宮城さんによるStatic測位グラフの7/2~7/15の期間で北海道東部の4点で緩やかな東方へのズレが継続しており、プレート境界での大規模地震につながる可能性があります。黄色塗りが東方へのズレが継続している期間です。今後加速傾向が出るかどうかに注目して下さい。
また、6月19日前後の変化から西方へのズレが継続しているのは東北地方の2点と伊豆諸島の5点の内4点で、伊豆諸島で西方へのズレが継続していなかったのは最も西側の式根島でした。緑色塗りが西方へのズレが継続している期間です。西方へのズレが継続している伊豆諸島東方沖では伊豆・小笠原海溝海側斜面での大規模正断層地震につながる可能性があります。@宮城さんによるStatic測位グラフでは館山がこの西方へのズレが継続している領域に含まれます。ピーク期に入ると地震発生の可能性が高くなります。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/15 (Mon) 00:21:38
>なんだかブラックボックス的な感じがして過補正があっても判らないのではとも思います。
…そう思います。地理院の解析手法も大きな誤差の理由も正確には分かりませんし。
こちらでやっている、2箇所の電子基準点でStatic測位というのも特殊ですが、
L1,L2帯での補正によって、地震予測用としては実用的な精度が出せる可能性があります。
少しずつ、新しい方式用のプログラム作成と検証を進めています。
(火曜日~水曜日は出張のため、作業が停止します。月曜日も出張準備のため
作業が遅くなります)
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/14 (Sun) 20:54:24
@宮城さん、てこさん、こんばんは。
地殻変動の監視が目的の場合は、絶対位置の精度は必要なくて、ある時点からの正確な位置変動がわかれば良いのですね。
とは言うものの、地理院の改良解析戦略[F3]「大気の不均質による誤差が軽減された例(水平変動ベクトル図) http://www.gsi.go.jp/common/000046448.pdf」「年周的な変動が軽減された例(基線成分変化グラフ) http://www.gsi.go.jp/common/000046449.pdf」あたりは確かに難しい部分ですね。でも、なんだかブラックボックス的な感じがして過補正があっても判らないのではとも思います。
それにしても気圧配置によって「大気の不均質による誤差が軽減された例」のような大きな誤差が生じるものなのでしょうか?
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/14 (Sun) 15:42:42
塩井さんへ
現在テスト中のStatic計算ですが、さすがに精密歴のような位置精度は出ないと考えています。
ただ、変動を十分把握できるもの(精度)になるのではないかと、私も
期待しているところです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ
2013/07/14 (Sun) 09:51:53
>水平変動についてはE-W・N-Sで示すより軌跡図として動きがイメージしやすいと感じます。
塩井さんの書き込み拝見していて、ちらっと思った事・・・・。
@宮城さんなら3Dで軌跡図作れるよね?
でも、1ミリの大きさをかなり大きくしないと、今の状態では訳が分からなくなりそう。
その位このグラフが優れているってことでしょうか。
面倒なプログラムなのに、この暑い中、根気よく頑張っているのは誰も真似できないでしょう。しかも仕事の合間によく集中力が続きますね。
体壊さないように。
シバちゃんが、アイス食べ過ぎを心配していました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/14 (Sun) 01:12:01
@宮城さん、こんばんは。
衛星情報を統合後に長期Staticで計算という事は、放送暦は使用しているものの処理としては精密暦に準ずると考えてよいのでしょうか?
この位置図は実際の動きと誤差を含んでいると思いますが、水平変動についてはE-W・N-Sで示すより軌跡図として動きがイメージしやすいと感じます。
理想としては各プロットが誤差楕円になっていると完璧(地理院の情報を凌駕している)かなと思います。このプロットを見るかぎり、すでに地理院が発表している精密暦の精度を超えているようにも感じます。
毎時の記録が残るという時点で地理院のデータの時間分解能を超えていますね!
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/13 (Sat) 23:27:13
新計算のテスト中です。
(衛星情報を先に全て結合して、長期Staticで計算)
室戸でテストしていますが、精度がかなり上がる感じがします。
※連続計算で複数観測点をグラフにするまでには、まだ日数がかかります。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/12 (Fri) 23:32:16
塩井さん ありがとうございました。
お礼の書き込みをアップしたつもりでしたが、画像認証の4桁の数字を入れ忘れたようで・・・。書き込みが消えていました。
最近書き込みをしたつもりで消えてしまう事が多いのでがっくりしています。
@宮城さんのプログラムと、塩井さんの分析、お二人の力で地震の前兆を知ることができてとても心強く思います。
ありがとうございます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/10 (Wed) 20:27:59
てこさん、お大事にして下さい!
今のところ24時間窓開放でエアコンを使ってません。会社で仕事していた時は「夏場エアコンなしで仕事は絶対無理」と思っていましたが、なれると全然OKです(2年目)。
きっと室内外の温度差で体がやられてしまうのもあるのでしょうね。
ところで、Static測位グラフの道東4点の東方へのズレの傾向が継続していますね。特に音別は加速傾向が見られます。受信状態が原因ではなさそうで要注意と思います。
http://www.sinjidai.com/~miyagi/gps_check/0112static.jpg
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/10 (Wed) 19:14:57
塩井さん いつも貴重な情報ありがとうございます。
実はうちのエアコン二機が故障しまして、この暑さのなか、熱中症になりました。
塩井さんも暑いのでお体を大切になさってください。
水分とっていても、暑すぎると体力を奪われてヘロヘロになりますね。
皆様も熱中症にご注意ください。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/09 (Tue) 10:15:27
@宮城さん、おはようございます。
「音別」と「広尾」のStatic測位グラフ追加ありがとうございます。
道東の4点とも東方へのズレが継続していることが確認できました。まだ加速傾向は見られないですが更新毎のチェックが必要な時期に入っていると思います。
加速が目視でも確認できる状態になったら指数関数式近似で発散時期を予測可能と考えています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/09 (Tue) 09:09:02
今日の午後に、北海道の2観測地点(Static)を追加予定です。(浦幌の近く)
0112-0788 音別(北海道)
0015-0793 広尾(北海道)
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◆chfNJJ5Z.M
2013/07/09 (Tue) 01:36:38
塩井さん、情報とグラフありがとうございます。
黄色塗りした部分、普通ではないですね。
今後の動向を注視します。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/08 (Mon) 15:16:26
「GNSS日々の座標値データ」が6月22日時点で更新されましたので各地方及び伊豆・小笠原諸島の主な地点の東西変動をチェックしました。その結果、浪江の6月16日及び大島4の6月17日以外は6月19日に西方へのズレに急激に変化していることが判りました。
過去1年グラフに黄色塗りした範囲がGNSS座標水平変動の東方へのズレ(加速)が継続した期間で、緑色塗りした範囲が西方へのズレに変化した後の期間です。
東方へのズレから西方へのズレへの変化は伊豆諸島で最も大きくなっており伊豆・小笠原海溝に沈みこむ太平洋プレート境界での巨大地震発生にはつながらなかったと判断します。ただし、急激な西方へのズレが継続した場合、西方へのズレのピーク直後に発生した2012年3月14日の三陸沖(十勝地方南東沖)アウターライズ地震(正断層)や、東方へのズレの期間をはさんで起きた2回の西方へのズレの後半に発生した2012年12月7日の三陸沖アウターライズ地震(逆断層)の例のように、海溝海側斜面での大規模地震につながる可能性があります。
また、@宮城さんによる「どじょう君GPS変動グラフ」の放送暦を使用したStatic測位グラフの7月2日~7月8日の期間では北海道東部の「釧路」「浦幌」2点で東方へのズレ(加速)が継続している可能性があり今後の変化に厳重注意と考えます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/08 (Mon) 01:04:15
テスト中のため、グラフに問題がある可能性を示して下されば、公開は大丈夫です。
現在、直リンクが可能ですが、後日再び制限をかける予定なので、「つながる掲示板」→「どじょう君GPS変動グラフ」→「地殻変動グラフ」での参照が安全です。
※追記
一部データ欠損で「ぶっ飛び」になっている観測点を一時削除しました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/08 (Mon) 00:46:25
@宮城さん、Staticデータ及びグラフの調整お疲れ様です!
ツイートはまだしないほうがよいでしょうか?
実は、釧路と浦幌の東方へのズレが加速している可能性がありそうなのです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 22:32:16
最新データの受信時に問題があったようで、一番右側が
ぶっ飛んでいます。(^^;
まだまだ調整が必要です。
※追記
最後の「ぶっ飛び」は、12:00台のデータを受信していないためでした。
再受信してみます。
※追記2
他の「ぶっ飛び」も、途中のデータが欠測しているのかも知れません。
後日、調査しています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 21:57:34
作成中のStaticのグラフですが、幾つかの観測点で妙な表示(データの問題?)が発生しています。
原因調査が必要な状況です。
まだ参考にはしないでくださいね。
http://www.sinjidai.com/~miyagi/gps_check/Static.htm
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/07 (Sun) 17:07:58
@宮城さん、こんにちは。Staticグラフの公開、期待しております。
今、RINEXフォーマットデータとIGSの解説テキストを見比べているのですが、なかなか対応がつかないです。Ver2.00とVer2.10ではだいぶ変わっているのですね。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 12:59:45
今晩、主要地点のStaticグラフをテスト公開する予定です。
プログラムのバグが出たら、ちょっと延びます。(^^;
安定動作に成功しましたら、その後に、電子基準点のペアを追加予定です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/07 (Sun) 01:12:29
日変動は日平均とすれば、ある程度キャンセルできそうです。
巨大地震前の変動が加速している時は毎時値でも誤差の範囲を超えて認識できると思います。
ところで、自分でも勉強してみようと思い、このようなサイトを見つけました「GPS測位計算プログラム入門」http://www.enri.go.jp/~fks442/K_MUSEN/ 無償版ですがはじめてC++コンパイラを使ってみました(DOSプロンプトで)。http://www.embarcadero.com/jp/products/cbuilder/free-compiler?redirect=http://www.codegear.com/jp/downloads/free/cppbuilder
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 01:09:26
バタバタ作っているので、ミスがある可能性があります。
お気をつけ下さい。
3時間ごとに公開される国土地理院のGPS生データ(6時間区切り)は、基準となる緯度経度が何故かズレているため、
データ上の3時間重なっている部分の緯度経度を元に結合しています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 01:01:42
EとNはプラス方向です。
誤差ですが、やはり大きなところで1~2センチの揺らぎが出るようです。
(もう少し、改善できるかも知れません)
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/07 (Sun) 00:47:30
@宮城さん、早速対応していただきありがとうございます。
確認ですが、Eはプラス方向ですね?違っていたら教えて下さい。
そうだとすると、トレンドの東方への余効変動自体が見えなくなっていて、この期間ではむしろ西方への変動に見えます。
広域での東方への加速は減衰又は加速発散していると判断されそうです。
緊急状態ではないことが確認できました。感謝いたします。
結論は次回の更新時に出そうと思います。
(追記)CSVファイルダウンロードさせていただきました。データで確認してみます。ありがとうございます!
(追記2)直交座標変換して日平均を出してみましたが、この期間やはり西方への変動になっていました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 00:38:50
グラフの色合いと明るさを変更しました。
データは仕様上、一番古いGPSデータの緯度経度が中心座標になっています。
http://www.sinjidai.com/~miyagi/data/3047-2013-7-6.csv
※グラフはクリックで拡大。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/07 (Sun) 00:24:24
バグがあるかも知れないので、とりあえずの公開です。
仕様上、7日以上前のデータの取得は、合算できません。
(国土地理院側で24時間をまとめたデータに変更してしまうため)
今後の3時間ごとの取得によるデータ公開は、合算して
15日以上のグラフにする予定です。
※クリックで拡大。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 22:55:03
@宮城さん、たびたび申し訳ありません。
6月16日からと書きましたが、接合をとるために6月15日のデータが必要です。もしありましたら15日もお願いします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 22:48:08
そうですね!2箇所の電子基準点が必要な事を忘れていました。
重ねて、よろしくお願いいたします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/06 (Sat) 22:43:42
GPS速報のStatic計算を行なうには、2箇所の電子基準点が必要でした。(位相比較のため)
「八丈」の最寄は「青ヶ島」などになると思いますが、2点間の距離がありすぎて
位相の比較による補正が正常にできません。
「館山」は大丈夫です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 22:03:34
@宮城さん、たびたび申し訳ありません。
八丈は全体リストにも入っていないので、データ収集対象外ですよね?その場合、今、変動量をチェックして「館山」が最も東方偏位の加速をとらえる可能性がありそうでした。
「館山」の6月16日以降、可能な期間だけでも良いです。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 21:56:12
@宮城さん、こんばんは。
GPS速報Static版公開予定の件、了解しました。
ただ、間に合わない可能性があります。可能なら、ですが、しかも主要地点には入っていないので大変申し訳ないのですが、1点のみ「八丈」観測点の6月16日以降の経緯度データがほしいのです。
無理は承知です。多くの命が危険にさらされている可能性がわずかですが残っています。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/06 (Sat) 21:45:44
塩井さんへ:
現在、GPS速報Static版の精度調整中です。
来週には公開予定です。
とりあえず、電波受信状況の良い電子基準点で運用し、
その後、必用に応じて主要地点を追加していく予定です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 10:34:43
7月4日~5日の房総半島南東沖の地震活動についてSEIS-PCと一元化震源及びHi-net自動処理震源(5日)を使用して1月1日からのプロットに示してみました。
平面的にも5日6時1分の地震は他の地震と離れています。
断面図を見ると太平洋プレートにフィリピン海プレートスラブが接している付近で発生した活動が時系列で見ると深い方に移動しているようです。
また、平面図と断面図を見比べると判りますが、相模トラフのトラフ軸の真下にはフィリピン海プレートのスラブはありません。
私は、現在地形的に見えている三重会合点の位置にはすでにテクトニックな意味のある三重会合点は存在していないと考えています。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 09:35:33
@宮城さん、グラフ見やすいです。Y軸スケールは期間の平均値との差とするか(傾向を見る目的ならばこちらで良いと思います)、連続データしたデータであれば基準値との差でしょうか。ところで、矢本は短期的に北方偏位が継続している感じです。
てこさん、GoogleMapの海底地形、見るたびに発見があります。今回の房総半島南東沖の地震活動はこの震央の一枚下、太平洋プレートにフィリピン海プレートが接しているところなので、海底地形はあまり参考にならないかもしれません。また、@宮城さんの昨年12月7日の三陸沖M7.4のCG、本震がアウターライズで発生した事が良く判ります。この後、活動域が海溝軸からさらに陸側のスラブ内に活動が移行したのですね。
(追記)てこさんが示された房総半島南東沖の7月5日6時1分のM3.9は一枚下ではなかったですね。ごめんなさい。後ほど断面アップします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/06 (Sat) 06:13:17
この掲示板からもリンクされていますが、http://www.sinjidai.com/~miyagi/science.htm
昨年@宮城さんが作ったCGがあります。
昨年の12月7日の震源付近の様子です。
スクリップス海洋学研究所のSRTM30plusデータを使って作ったものです。参考までにこちらに転記させていただきます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/06 (Sat) 06:03:26
塩井さん ありがとうございます。
塩井さんの書き込み読んでいて、ナマジーのGoogle Mapsの新しい使い方に気づきました。「地図」ではなく「航空写真」にして見れば、海底と震源の様子がわかりますね。
(すでに気づいて使っている方がいると思いますが・・・。)
この機能は、前から知っていましたが、こうやって使うことは、思いつきませんでした。
海洋に震源があるときに、海底地形まで考えることができるので便利ですね。
7月5日の房総半島南東沖の地震です。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/06 (Sat) 01:26:25
@宮城さん、素晴らしいツールを使用させていただき、また皆さんの素晴らしい観測を視覚化していただき、深く感謝しております。
Staticデータのグラフ化にも大いに期待しております。よろしくお願いします!
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/06 (Sat) 00:22:28
塩井さん、情報ありがとうございます。
新Staticグラフですが、現在、作成中です。
もうしばらくお待ちください。
※追記:テスト・バージョンのStaticグラフです。何となく使い物になりそうです。
※クリックで拡大
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/05 (Fri) 22:14:41
伊豆・小笠原海溝のプレート境界地震に関連して、昨年3月にニュースになった房総沖の2本の長大な活断層についての論文。「150mグリッドDEMから作成した相模トラフから三重会合点周辺の3D海底地形(海保海洋情報部研究報告H25.3より)」http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/KENKYU/report/rhr50/rhr50-tb09.pdf
伊豆・小笠原海溝陸側斜面に分布する蛇紋岩ダイヤピルの上昇によると考えられる海山列に関連して。「伊豆・小笠原弧横断潜航-海洋地殻断面,蛇紋岩海山,マンガン舗装-(JAMSTEC深海研究1994)」http://www.godac.jamstec.go.jp/catalog/data/doc_catalog/media/shinkai10_01.pdf
伊豆・小笠原海溝陸側斜面に分布する蛇紋岩ダイヤピルの上昇によると考えられる海山列。GoogleMap 航空写真でも判読できます。https://maps.google.co.jp/maps?ll=32.523658,141.921387&spn=4.033585,3.652954&t=h&z=8 海溝軸の左側に接している南北に連なるなだらかな凹凸がそれです。
房総沖の2本の長大な断層地形はこの蛇紋岩海山列の影響で形成されたと考えられます。つまりどちらの境界も蛇紋岩の影響を全域で受けていることになり、カップリングが非常に弱く、強震動を発生させるようなスベリは海溝軸付近においても生じにくいと言えます。
房総沖の2本の長大な断層地形が強震動を発生させるようなスベリを生じないとしても構造地質上の特性から均質で著しく連続性の良い長大なスベリ面を形成している可能性が高いです。震害の記録のない1677年 延宝房総沖地震津波がこれらの断層の活動で発生した可能性はあると思います。
現時点で調べた情報を総合すると、来週のGNSS座標水平変動のチェックで伊豆・小笠原諸島でのトレンドからの東方へのズレの加速が継続していた場合、津波地震につながる可能性は十分考えられます。減速または加速の発散が見られた場合は地震も津波も発生させることはなかったと判断します。
(参考)
「延宝房総沖地震(wikipedia)」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%B6%E5%AE%9D%E6%88%BF%E7%B7%8F%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87
延宝房総沖地震津波の千葉県沿岸~福島県沿岸での痕跡高調査(歴史地震2007)」http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_22/P053-059.pdf
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/05 (Fri) 11:19:19
てこさん、おはようございます。ナマジーについて詳しく教えていただき、ありがとうございます。
私は検証まではできませんが、気づいた事があったら投稿したいと思います。
ところで、房総半島南東沖の太平洋プレートにフィリピン海プレートが接している定常的な地震発生域で昨日から地震発生頻度がやや上昇しています。Hi-net自動処理震源を使用して作成しました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/05 (Fri) 11:10:01
塩井さん おはようございます。
V2が、初期バージョンです。
おっしゃるように、分析用累計グラフの件は、未入力の影響です。
ナマジーは、40kHzと60kHzの両方の電波を受信します。
ただ、@宮城さんが前から言っているように、どちらの電波を受信しているか表示が出ないので受信している電波によっては、ポイントが多くなります。
今年の4月から、「ナマジーを近い方の電波送信所に向ける。」「複数所持する場合は、二個目からは、任意の方角に向けても良い。」というルールを作りました。(ナマジーはバーアンテナが入っています。)
200キロを超えると、電離層の影響を受けるため、直接波を受信している方よりもポイントが高くなってしまいます。
地震由来のポイントをより明確に把握するための方策として考えた上でのルール作りです。
ナマジーの探知の同期もでてきました。(メンバーが気付いてくれました。)
検証はこれからと言った状況です。
ナマジーはプログラムの内容がわからないので、直接40kHzと60kHzを受信するプログラムも@宮城さんがつくってくださいました。これが「うなぎ君」です。まだメンバーは少ないのですが、自動で受信して、サーバーへのデータ転送も自動なので手間いらずです。(ナマジーより大きなバーアンテナで受信しています。)
これも、今から少しずつ検証を進めていくつもりです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/05 (Fri) 10:25:59
ナマジーGoogle Mapsの「前日のナマジーたちを見る」は傾向の変化がつかめます。
グラフでV2が初期バージョンですね。
埼玉・茨城・千葉・東京・神奈川(分析用累計グラフ)で最近がだれ下がっているのは、未受信分の影響でしょうか。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/04 (Thu) 22:50:56
ナマジーGoogle Mapsですが、便利にできています。
深夜0時を回った時に、「前日のナマジーたちを見る」が便利です。(前日の地震を全部見れます。)
履歴一覧も、60日間の地震データが見れるので便利です。
隠れたスゴ業で、「マップ領域を拡大」をクリックすると、大きな画面で地図が見れます。全国の地震がまとめて見れます。
デスクトップの大きな画面のPCをお持ちでしたら、とっても役に立つ機能です。
一応ナマジーのご説明もしておきます。
ナマジーも二つの送信所と線でむすんであるので、対応地震が分かりやすくなっています。(ただいま検証中です。)
ナマジーには二つのバージョンがあるので、ナマジーの周りの色が、赤とピンクで色分けされています。
赤い方は初期バージョンで、ポイントがあまり高くなりません。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/04 (Thu) 21:32:35
ナマジーのグーグルマップ拝見した時に、ピンは何のマークなんだろう?と思っていたのですが、震源プロットだったのですね!こちらも活用させていただきます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/04 (Thu) 21:25:27
塩井さん、こんばんは。
もう3Dも使いこなしていらっしゃるんですね?
3Dは楽しいですよね。
Hi-netツールは、私のような高齢の普通のオバサンでも使いこなせます。
@宮城さんは、「とりあえず、ボタンを押せば使い方がわかる。」ようにプログラムを作ってくださいます。
XPからWin8まで対応しているので、皆さんに是非使っていただきたいプログラムです。
それから、ナマジーのグーグルマップにも秘密があります。
http://www.sinjidai.com/~miyagi/namaji_data/google_map_jjy.html
じつは、当日の気象庁の地震データ(有感地震)が、マップ上に載ります。
これは案外便利です。
色々な検証に役立ちます。
是非活用なさってください。
カーソルをピンの頭に持っていくと、地震の情報が出てきて、そこをクリックすると、気象庁へ飛びます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/04 (Thu) 20:28:31
てこさん、こんばんは。私も日々勉強中です!
Hi-netツールの3D-Viewerで2013年6月27日~7月3日の一元化震源全地震を表示してみました。
6月28日~7月2日まで伊豆・小笠原諸島沿いは浅発~深発まで非常に静穏な状態でしたが、7月3日になって小笠原諸島で稍深発2回、そして鳥島東方沖の海溝軸付近スラブ内で1回記録されています。海溝軸付近の震源をGoogle Mapで表示したものも付けておきました。
今まで20年間SEIS-PCにおんぶにだっこの状態でしたが、ナマジー日記でかなりの部分をカバーできる上、SEIS-PCにはできない事もとても簡単に実現でき驚いています。とくに震源処理の手軽さ、速さは素晴らしいです。これ以上の機動的な震源表示ツールは世界的に見てもないのでは?
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/04 (Thu) 19:01:04
塩井さん、論文をご紹介いただきましてありがとうございます。
お恥ずかしい話ですが、不勉強なので地磁気やGPSといっても何の知識もありません。
海洋での地磁気の研究があるとは驚きました。
地磁気の走向とGPSの変動との相関関係などもちゃんと勉強したら面白いのではないかと思いました。
少しずつ勉強をしていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
画像は、今年の1/1から6/30までのM3以上のHi-netデータをプロットしたものです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/04 (Thu) 15:46:44
GNSS水平変動の東方への加速に関連して伊豆・小笠原海溝から沈み込む太平洋プレート境界ではM8を超えるような巨大地震は発生しないとしても、海溝海側斜面(アウターライズ域含む)でのM8を超えるような巨大地震発生の可能性は否定できないようです。この論文の最後のページにある要旨を読むと判りやすいです。
「日本海溝海側斜面における地殻伸張速度及びそこで発生する正断層地震について(2013, 海保海洋情報部)」(PDF) http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/KENKYU/report/rhr50/rhr50-a01.pdf (要旨より)伊豆・小笠原海溝北端部の伸張速度は日本海溝に比べて大きく1933年 三陸地震規模の正断層地震発生頻度は約千年に1回以下と推定される。
(参考)伊豆・小笠原海溝海側斜面の地溝・地塁 GoogleMap 航空写真 https://maps.google.co.jp/maps?ll=33.330528,142.294922&spn=3.996993,3.652954&t=h&z=8
プレート境界での非地震性すべりの加速が起きていたとして、海溝海側斜面での正断層地震のトリガーとなりうるかは判りません。それには変位速度(応力変化速度)もかかわってくると思われるからです。としても、完全に安心できる状況ではないのは間違いありません。またプレート境界での非地震性すべりの加速が起きていたと推測される領域周辺への応力的な影響も無視できません。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/04 (Thu) 00:05:58
塩井さんの書き込みを拝見して、少しでもお役に立てればと思いました。
ラドンの件では色々教えていただきましてありがとうございました。(今さらですが…。)
今日のうちのラドンは、33㏃/㎥です。(もうすっかり平常値です。)
ラドンも@宮城さんが、簡単に報告できるようにしてくださったので、今では一日に何回数値が変化してもすぐにアップできるようになりました。
ちなみに、「ラドン・ナマジーの報告&グラフ作成ツール」
「Hi-netツール」(3Dでも震源の様子が見れます。)
NICTの小金井本部で受信した、60kHzと40kHzの「受信状況のグラフ作成ツール」
「Yahooの地震データ(有感地震)ツール」
「強震モニタ」
など各種のプログラムが、ひとつの「ナマジー日記プログラム」となっています。
Hi-netツールだけでもとても便利なので、ぜひダウンロードしてお使いください。使い方は、ざっくりですが、@宮城さんが書いてくださいました。
http://www.sinjidai.com/~miyagi/help/help.htm
@宮城さんのプログラムは親切設計なので、色々押しているうちに使い方がわかってきます。
ダウンロードは、http://rara.jp/orasoft/
でできます。
先ほどの地震の震源の様子を3D画像で見るととても良くわかります。
(ナマジー日記プログラムをダウンロードして不明な点がございましたら、私がフォローしますので、ご遠慮なくこちらの掲示板に書き込んでください。)
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/03 (Wed) 23:17:32
てこさん、ありがとうございます!
これを確認してみようと思っていたのです。
非常に判りやすいです。
八丈島南東沖と小笠原諸島付近の浅発地震発生域の間、
深発地震が発生していて浅発地震が発生していない領域、
ここで大規模な非地震性すべりが発生していた可能性が
あると思います。
なぜスローイベントと書かないかというと、
その加速は地震性プレート境界/非地震性プレート境界の
遷移帯を超えてさらに深いところから起きていると
考えているからです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/03 (Wed) 22:13:17
ちなみにマグニチュード3以上の場合はこんな感じです。
6/15~6/26までのマグニチュード3以上の全地震(Hi-net)
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/03 (Wed) 22:06:46
>6/15~6/26の間に減衰または地震を伴わない加速発散が起きていた可能性がありそうです。
と書いてくださったので、では、6/15~6/26に起きた全地震を@宮城さんが作ったプログラム「Hi-netツール」で、チェックしてみました。
グラフの上の赤い色がマグニチュード下が、震源の深さを表しています。
ピンクのドットは、震源が浅い地震。水色のドットは、震源が深い地震です。
これは全地震をプロットしました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/03 (Wed) 15:00:53
@宮城さん、Staticデータのグラフ化ありがとうございます!東方偏位の加速の有無を確認するには十分な精度があると思います。東西変動には目立った変化は見られないので、6/15~6/26の間に減衰または地震を伴わない加速発散が起きていた可能性がありそうです。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - @宮城◇eNSCHYZijA
2013/07/03 (Wed) 13:00:52
精度が問題になりそうですが、テスト的に矢本(宮城県)の速報データです。(Static 1時間ごとの座標)
http://www.sinjidai.com/~miyagi/gps/yamoto_25.csv
CSVの最後の数字は1時間のうち何回良好に受信できたかで、最大120になります。(30秒ごとの受信のため)
良好が受信にできた緯度経度データを利用してグラフ化すれば、ある程度の変動が判るかも…。
とりあえず、全てをグラフにプロットすると、右図のようになりました。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/03 (Wed) 10:24:22
GNSS座標水平変動の東方偏位の変動核は伊豆・小笠原諸島との推定が正しければ良い情報があります。
伊豆小笠原海溝ではプレート境界付近でマントル物質が蛇紋岩化していてサイスミックカップリングが非常に弱いと考えられており、非地震性すべりの加速で終わる可能性も考えられます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - 塩井 宏幸
2013/07/03 (Wed) 09:38:59
ありがとうございます。私のデータでは正確な場所が予測できません。皆さんのデータでどのような結果が出るか注目しております。一番良いのは地震発生に否定的なデータが出る事ですね。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - ちゃこ◆Mp2Bkqjuxs
2013/07/03 (Wed) 09:36:53
塩井様、初めまして。
ちゃこと申します。
貴重な情報ありがというございます。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - シバ
2013/07/03 (Wed) 01:32:23
塩井さん こんばんは。
メンバー代表の、北宮城在住のシバと申します。
最近、3.11の震源域も他の地域も静かな状態が続いておりますが、気持ちを引き締めて十分注意したいと思います。
貴重な情報をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
Re: GNSS座標水平変動の東方への加速進行中 - てこ◇N0a4L25FF.
2013/07/03 (Wed) 01:06:45
塩井さん こんばんは。
貴重な情報を書き込んでくださってありがとうございます。
7月9日前後は、十分注意したいと思います。
メンバーには防災用品の点検等を呼びかけますね。
後ほど、メンバー代表のシバさんからもお礼の書き込みがあると思います。
今後とも、ご指導の程よろしくお願いいたします。